相談者は、ご相談に至った時点で既に後遺障害等級10級11号の認定を受けていました。しかしながら、相談者の訴えている症状は、10級11号が想定している症状よりも重く、異議の申し立てを検討していました。
弁護士特約には加入していませんでしたが、専門家を通じて異議申立てを行いたいという意向が強く、依頼を受けることとなりました。
解決実績
異議申立を行い後遺障害等級が10級11号から8級7号となり、賠償額が約700万円増額した
相談者 | 70代男性 |
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自覚症状 | 足関節の可動域制限、痛み等 |
傷病名 | 左足関節脱臼骨折 |
後遺障害等級 | 8級7号 |
解決方法 | 交渉 |
受注から解決までに要した期間 | 約9か月 |
ご相談に至る経緯
結果
ア 異議申立てについて
異議申立てを行うに当たり、大学病院の専門医への受診に付添って症状を確認しました。そうしたところ、客観的な所見から判断しても相談者の主張は正当であり、協力をしていただける旨のお話をいただけました。
そのため、再度、後遺障害診断書を作成していただき、資料を添えて異議の申立てを行いました。
その結果、異議申立てが認められ、後遺障害等級が8級7号となりました。
イ 賠償交渉について
異議申立を被害者請求という形式で行いましたので、自賠責で認められている金額は先に受領していました(819万円)。
そこで、自賠責から先に受領した金額を除き、8級7号を前提とした交渉を行いました。
相手方保険会社の柔軟な対応もあり、相談時に提案されていた金額から約700万円増額した金額で交渉にて解決することができました。
異議申立てを行うに当たり、大学病院の専門医への受診に付添って症状を確認しました。そうしたところ、客観的な所見から判断しても相談者の主張は正当であり、協力をしていただける旨のお話をいただけました。
そのため、再度、後遺障害診断書を作成していただき、資料を添えて異議の申立てを行いました。
その結果、異議申立てが認められ、後遺障害等級が8級7号となりました。
イ 賠償交渉について
異議申立を被害者請求という形式で行いましたので、自賠責で認められている金額は先に受領していました(819万円)。
そこで、自賠責から先に受領した金額を除き、8級7号を前提とした交渉を行いました。
相手方保険会社の柔軟な対応もあり、相談時に提案されていた金額から約700万円増額した金額で交渉にて解決することができました。
ポイント
本件におきましては、交渉の出発点となる後遺障害等級に相手方保険会社との齟齬があり、当方の主張する後遺障害等級が自賠責で認定されるかが最初のポイントでした。この点については、幸いにも医師の協力等もあり、異議申し立てが認められ、解決することができました。
また、賠償においては、年齢等もあり、基礎収入額等が争点となりましたが、交渉にて当方が納得できる金額の提案があったため解決することができました(訴訟等になれば減額されるリスクもあったと思います)。賠償交渉においては、リスクも見据えながら解決を行う必要があると思います。
また、賠償においては、年齢等もあり、基礎収入額等が争点となりましたが、交渉にて当方が納得できる金額の提案があったため解決することができました(訴訟等になれば減額されるリスクもあったと思います)。賠償交渉においては、リスクも見据えながら解決を行う必要があると思います。