本件は、依頼者が未成年であったことから、親権者の方がご相談に来られました。ご相談の内容としては、相手方は、本件の事故態様からすれば不合理と思われる過失割合を主張し、その結果、依頼者は、相手方の保険会社からも賠償額の提案はおろか、依頼者の治療費の支払も受けられないといったものでした。
このままでは交渉が前に進まない恐れがあったことから、当事務所で過失割合の交渉から受任することとなりました。
解決実績
不合理な過失割合の主張について交渉し、治療費・損害賠償を獲得した事案
相談者 | 10代男性 |
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傷病名 | 下顎部、下口唇裂創、外傷性頸部症候群 |
解決方法 | 示談交渉 |
受注から解決までに要した期間 | 約3か月間 |
ご相談に至る経緯
結果
過失割合に関する争点は、当事者の感情が強く反映される争点でもあり、訴訟を念頭におきながら、まずは、相手方に弁護士が本件を受任した旨及び当方の主張を記載した書面を送付するといった交渉を行いました。
そうしたところ、当方が支払期限と定めた期日ころに、相手方の保険会社を通じて、当方主張の過失割合を受け入れる旨の連絡がありました。
相手方が当方主張の過失割合を受け入れる旨の連絡があった後は、相手方保険会社から、治療費の支払等を受け、具体的な賠償交渉に入りました。
損害額自体については、大きな争点はなかったことから、賠償交渉自体はスムーズに行われ、ほどなく示談成立となりました。
そうしたところ、当方が支払期限と定めた期日ころに、相手方の保険会社を通じて、当方主張の過失割合を受け入れる旨の連絡がありました。
相手方が当方主張の過失割合を受け入れる旨の連絡があった後は、相手方保険会社から、治療費の支払等を受け、具体的な賠償交渉に入りました。
損害額自体については、大きな争点はなかったことから、賠償交渉自体はスムーズに行われ、ほどなく示談成立となりました。
ポイント
本件のポイントは、過失割合でしたが、証拠上は、当方の主張が合理的と考えられる状況でした。当方は、依頼者が本件について早期の解決を望んでいたこともあり、もし任意での交渉が難しいと判断した場合には、速やかに訴訟等の法的措置に入る予定でした。
相手方が当方主張の過失割合を受け入れた経緯は、定かではありませんが、証拠上当方が有利であったこと、また、弁護士が依頼を受けた以上、法的な措置を講じられることは避けられないと考えたことから、当方主張の過失割合を受け入れたと思われます。
弁護士が介入したことによって、訴訟等の法的措置を講じた場合と比較して早期に解決できた事例と考えます。
相手方が当方主張の過失割合を受け入れた経緯は、定かではありませんが、証拠上当方が有利であったこと、また、弁護士が依頼を受けた以上、法的な措置を講じられることは避けられないと考えたことから、当方主張の過失割合を受け入れたと思われます。
弁護士が介入したことによって、訴訟等の法的措置を講じた場合と比較して早期に解決できた事例と考えます。